はじめに
眉毛を抜いて生えてくる場合と生えてこない場合はどこが違うのでしょうか。
この記事ではそれらの違いをまとめます。
毛の構造
皮膚の表面から0.2mm程度が真皮、その下の1mmぐらいが真皮、その下が皮下組織です。
毛のうち皮膚に埋まっている部分を毛根といい、最もの根本にあるふくらみを毛球(もうきゅう)といいます。
毛球は皮下組織のうち真皮に近いところにあり、毛球の一部分である毛母細胞が分裂して眉毛を作っています。
毛母細胞が眉毛を作るのに必要な栄養や酸素は、近くの毛細血管から毛乳頭を介して受け取っています。
眉毛を抜いたことにより毛球にある組織が破壊されると毛は生えてこず、組織がダメージを受けると毛の成長が遅くなるか、薄く弱い毛が生えてきます。
毛が弱っている状態であれば、育毛剤や美容液を使ったり生活習慣を整えたりすることで、眉毛を育てることができます。
脱毛方法による違い
眉毛の脱毛方法にはレーザー脱毛やワックス脱毛などがあります。
レーザー脱毛は毛球の組織を壊すまたはダメージを与える方法で、ワックス脱毛はワックスを塗ってはがす方法です。
毛をつまんで抜くタイプの脱毛器の多くは眉に使用できませんが、フェイス用で使用できる製品もあります。
医療レーザー脱毛は出力が高いため脱毛後は生えてこない可能性が高く、エステのレーザー脱毛はそれより出力が小さいもののもとより弱い毛になります。
ワックス脱毛、顔用脱毛器、ピンセットによる脱毛は繰り返さなければ再び生えてくる可能性が高いですが、繰り返すと弱い毛になり生えてこなくなるかもしれません。
何度抜いても生えてくるという方から、生えてこなくなったという方までいて個人差があります。
終わりに
眉毛はもっと似合う形が見つかることや、好みの形が変わることがあります。
また毛を抜いた後、毛根を包んでいる毛包にブドウ球菌が感染する毛包炎にも注意が必要です。
明らかに不要な場所を除き、抜かずにそって形を整えると無難です。