私たち日本人は、現在、慢性的な野菜不足の状態にあるといっても 過言ではないほど、肉中心の食事にシフトしています。
この状態を「食の欧米化」と呼ぶこともありますが、 この背景から様々な「健康食品」が注目を集めています。 そのなかでも、特に人気が高いのが「青汁」です。
厚生労働省が発表している一日の野菜摂取の目標は350gなのに対して、 私たち国民の平均値はわずか280g程度にとどまっています。
このデータが表しているのは「国民のほとんどが野菜不足」ということ。 こういった傾向から生活習慣病の患者が増えているようです。
そして、青汁には、生活習慣病を改善する働きが期待されています。 コップ一杯をのむだけでも生活で不足しがちな栄養分のほとんどを 一気に補う事ができるのです。
主な成分としてはビタミン類やミネラル類、食物繊維などが含まれます。 特筆すべきポイントは、その成分の種類の多さでしょう。 数えればきりがないほどの栄養分がぎっしりとつまっているのです。
そんな点から、美容(アンチエイジングや美肌)の他、メタボ改善 ダイエット、便秘解消、精神安定、ガン予防などに用いられます。
主な原料としてはケールや大麦若葉、明日葉などが挙げられます。
一昔前までは「苦い・まずい」というイメージがあったかと思いますが、 近年では、美味しく工夫されたものが増えてきています。
特に明日葉や大麦若葉が材料のものは「クセがなく美味しい」と言われます。 元祖の材料であるケールはくせのある味と苦さが特徴で、 多くの人に「まずい」といわせた張本人ですが、 近年では味を感じなくても、その豊富な栄養価を感じさせることの出来る サプリメントタイプの製品も登場しています。
○育毛
では、育毛に対しては、どのように作用するのでしょうか?
そもそも、抜け毛や薄毛の根本的な原因のひとつには、 「乱れた生活習慣」が挙げられます。 当然これには食事バランスの悪さも含まれているのですが、 重要であるにも関わらず、あまり注目されないポイントのひとつです。
特に野菜の摂取不足は薄毛を引き起こす大きな原因と言われており、 場合によっては、それだけが原因で髪が薄くなることもあります。
それを根本から改善できるのが「青汁」というわけです。
もちろん、理想的なのは育毛シャンプーや育毛剤との併用です。 そしてもっとも重視したいのは、これらすべてを継続的に使うということ。 それが出来てはじめて能力を最大化することが出来るでしょう。