年齢を重ねると髪の毛が抜けるリスクが増してくることになります。
特に男性の場合はホルモンバランスの関係から、 非常に高い確率で抜け毛が引き起こされます。
私自身も30代の頃から何となく髪の抜ける量を気にかけていたのですが、 40歳前後になって一気に悪化してしまったという過去を持っています。
また、髪の毛のトラブルは割合的には男性が圧倒的に多いと言われていますが、 もちろん女性も少なからずリスクを背負っています。
つまり年をとれば、いつ髪が抜けてしまうかわからないのです。
だからこそ、そんな事態に直面した時にはどんな解決策をとればいいのか、 また、改善すべき根本的な原因は一体どこにあるのか、 ということを把握しておく必要があると言えるでしょう。
ハゲの最大の要因のひとつに生活習慣が挙げられると言われています。 そのなかでも、特に食事のバランスは重要な項目です。
例えば近年、食の欧米化が問題視されていますが、これは髪にとっても悪影響。
ちなみに食の欧米化とは、肉中心の食生活のことです。
肉や卵、牛乳などの食べ物は健康な身体を構築するうえで必要不可欠ですが、 現代の日本人は必要以上に摂取してしまっている傾向があります。
その結果として、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が流行しているわけです。 では、髪の毛にはどのような影響が及ぶのでしょうか?
肉を過剰摂取するとコレステロール値が上昇します。 すると血液の粘度が上がり、血流が滞ってしまうのです。
これは頭皮にも同じことが言えます。
血液は栄養や酸素を細胞に運ぶ大切な役割を担っているわけですが、 血行不良によって、頭皮の毛を育てる細胞に栄養が届かなくなると、 健康な髪が生えてこなくなるのです。
細く脆弱なものしか生えてこなくなり、非常に抜けやすい状態になります。 結果として禿げてしまったという人も少なくありません。
私たちは、抜け毛対策の為にも塩分や脂分を控えて、 野菜を積極的に摂取する必要があるのです。
社会人にとって、お酒はなくてはならない必需品・・・かもしれませんが、度が過ぎてしまうとハゲる原因になってしまいます。十分に気を付けましょう。
これは上記した内容と同じく、血行不良を引き起こすことが背景です。
もちろん、ほどほどに飲むという事であれば大きな問題はありませんが、毎日飲むという方や大量に飲むという方は控えた方が良いかもしれません。
食生活を変えるよりも、少しずつお酒の量を減らす方が簡単といえば簡単です。少しの意識で頭皮の環境が大きく変わることもあるでしょう。
喫煙はガンや生活習慣病の大きな要因と考えられていますが、髪の毛の健康にも大きな悪影響を及ぼすといえるでしょう。
薄毛の原因になってしまうという事はもちろんですが、その他にも髪のツヤが失われることに関与していると考えられています。
実際に、禁煙して髪が健康になったと実感する人は多いようです。
私も昔は喫煙者だったのでわかるのですが、タバコは止めるのが非常に難しいですよね。
しかし、やめた場合は見返りも大きいものです。抜け毛も改善されるかもしれません。
実は抜け毛などの「脱毛症」は病気とは定義されていません。 あくまでもホルモンバランスによる生理現象だと考えられているのです。
男性型脱毛症・・・いわゆるAGAを引き起こす最大の要因と言われているのが、 「男性ホルモン」ですが、この物質は一般には第二次性徴を発生させるもの として認識されることが多いと思います。
ちなみに、男性にのみ分泌されるというわけではなく、 若干ではありますが、女性も分泌しています。
ひとくちに男性ホルモンといっても、いくつかの種類があります。 そのなかでもデヒドロテストステロンという物質に関しては、 非常に厄介な性質を持っています。
この物質は、正常な発毛サイクルを狂わせてしまうと言われているのです。
それによって頭頂部や前頭部の髪が薄くなってくるのがAGAです。
育毛剤によっては男性ホルモンの分泌を抑えるものがあるので、 上手に活用したいところです。
以上の理由から男性ホルモンの分泌が多い男性の方が、 圧倒的に抜け毛になりやすいと言われているのです。
上記のポイントが薄毛の原因といわれている要素です。 実際には、これらの内のいくつかが絡み合って発症するという傾向があります。
また、この他にも髪の毛が不衛生な状態だと毛穴が皮脂で詰まってしまって、 髪が生えてこなくなるという事もあるようです。
男性ホルモン以外の要因は、基本的には頭皮環境が悪化する事にあります。 上記のような不衛生による皮脂の詰りや頭皮の血行不良・・・ シャンプーをキレイに流せていない時も薬剤が頭についた状態になるので、 ハゲの大きな要因になってしまいます。
ここでは、そういった薄毛・抜け毛の原因を簡潔にまとめています。